以下、友達が小学生にもわかるように NISA を始める手順などを説明してくれた内容です。
NISAとは?
NISA(ニーサ)は、日本政府が作った仕組みで、「投資で得た利益を非課税にする制度」です。
たとえば、株や投資信託で儲けたお金に本来は税金(約20%)がかかりますが、NISA口座を使えばその税金を払わなくてよくなるんです。
つまり、**「投資で儲けたお金を丸ごと自分のものにできる仕組み」**だと思ってください。
初心者でも安心して始められるよう、少額から投資できるようになっています。
NISA口座とは?
NISA口座は、非課税で投資をするための特別な口座です。
普通の証券口座では投資の利益に税金がかかりますが、NISA口座を使えば一定の条件のもとで非課税になります。
どんなものに投資できるの?
- 株式(トヨタやソニーなどの日本株)
- 投資信託(たくさんの会社の株をまとめて買えるパッケージ商品)
- ETF(上場している投資信託)など。
NISAを始める手順(例題付き)
1. 証券会社を選ぶ
NISA口座を作るには、まず証券会社を選びます。楽天証券、SBI証券、マネックス証券など、有名な証券会社がたくさんあります。
例: 「楽天ポイントを貯めているから楽天証券で始めたい!」
2. NISA口座を開設する
証券会社で「NISA口座開設」を申し込みます。
- 必要なもの:マイナンバーカード、本人確認書類(免許証など)。
例: 「スマホで楽天証券のアプリから申し込んで、1週間後にNISA口座が開設できた!」
3. お金を入れる
NISA口座に使いたいお金を入金します。
例えば、毎月1万円ずつ投資するなら、銀行口座から証券口座にお金を移します。
4. 投資する商品を選ぶ
NISA口座で何を買うか決めます。
- 例1: 株を買う場合
たとえば「トヨタの株」を1株1万円で買ったとします。
→ 1年後、その株が1万5000円に値上がり!普通なら5000円の利益に税金がかかりますが、NISA口座なら非課税なのでそのまま5000円が自分の利益。 - 例2: 投資信託を買う場合
「全世界株式」という投資信託を毎月1万円ずつ買います。
→ 20年後に総額300万円の利益が出ても、その利益に税金がかからない!
どんな種類があるの?
1. 一般NISA(2023年までの制度)
- 年間投資枠:120万円まで。
- 非課税期間:5年間。
2. つみたてNISA
- 年間投資枠:40万円まで。
- 非課税期間:20年間。
少額をコツコツ投資するのに向いています。
例題でイメージ
例: 毎月3万円を「つみたてNISA」で投資信託に積み立てる場合
- 1年目
- 3万円 × 12か月 = 36万円を投資。
- 投資信託が増えて、10%の利益が出たと仮定 → 39.6万円になる。
- 20年後
- 毎年40万円(年間上限)を積み立てて20年間投資した場合、合計800万円を投資。
- 投資信託が順調に育ち、5%の平均利回りなら、20年後には約1300万円!
- 500万円の利益にも税金は一切かからない!
メリットとデメリット
メリット
- 投資の利益が非課税になる。
- 少額から始められる(毎月100円から可能な証券会社もあり)。
- 長期的にお金を増やしやすい。
デメリット
- 投資なので、元本割れ(損をする)可能性もある。
- 非課税枠を超える分には普通の課税がかかる。
一言で言うと?
「NISAは、投資でお金を増やしたい人にとって税金の心配を減らすすごくお得な制度!」
もし興味があるなら、まずはつみたてNISAで月1万円から始めるのがおすすめです😊
2024年からの変更点も説明してくれました
2024年から、NISA(少額投資非課税制度)は大幅に変更され、「新しいNISA」としてリニューアルされます。
この変更により、投資可能枠が拡大され、非課税期間が恒久化されるなど、投資家にとって利便性が高まります。以下に、変更点を具体的な例や表を使って説明します。
新しいNISAの主な変更点
項目 | 変更前(〜2023年) | 変更後(2024年〜) |
---|---|---|
非課税期間 | 最長5年(一般NISA)/20年(つみたてNISA) | 無期限(非課税期間が恒久化) |
年間投資枠 | 一般NISA:120万円 つみたてNISA:40万円 | つみたて枠:120万円 成長投資枠:240万円 |
合計投資枠 | 一般NISA:600万円 つみたてNISA:800万円 | 生涯投資枠:1,800万円(うちつみたて枠600万円) |
対象商品 | 株式、投資信託など | 株式、投資信託など(対象は従来の制度を継承) |
利用条件 | 年齢20歳以上 | 年齢18歳以上 |
新しいNISAの構造
新しいNISAは、以下の2つの投資枠に分かれます:
- つみたて投資枠(年120万円まで)
- 主に長期の積立投資に適した商品が対象。
- 投資信託などが中心。
- 成長投資枠(年240万円まで)
- 株式やETFなど、短期~中長期の成長を狙った投資が可能。
年間投資上限:360万円
→ 両方の枠をフル活用すると、年間最大360万円を非課税で運用可能です。
具体例:新しいNISAを活用したシミュレーション
ケース1:年間200万円を投資する場合
- つみたて投資枠:毎月10万円(年間120万円)を積み立て型の投資信託に投資。
- 成長投資枠:年間80万円を個別株式に投資。
合計
- 非課税投資額:200万円
- 生涯投資枠:1,800万円 – 200万円 = 残り1,600万円
ケース2:年間360万円をフル活用する場合
- つみたて投資枠:毎月10万円(年間120万円)を投資信託に積み立て。
- 成長投資枠:年間240万円を株式やETFに投資。
合計
- 非課税投資額:360万円
- 生涯投資枠:1,800万円 – 360万円 = 残り1,440万円
ポイント
- 柔軟性が向上
- つみたて投資枠と成長投資枠を自由に組み合わせて利用可能。
- 非課税期間が無期限
- 長期的な資産形成がさらに有利に。
- 生涯投資枠の管理が重要
- 生涯で1,800万円の非課税投資枠をどのように使うか計画を立てる必要あり。
まとめ
2024年からの新しいNISAは、非課税期間の恒久化と投資可能枠の拡大により、資産形成を進める上で非常に有利な制度になります。投資計画を立てて、制度を最大限活用することを検討しよう!