ドルトムント香川真司の勢いが凄いことになっています。
クリスティアーノ・ロナウドらと並び、欧州チャンピオンズリーグ公式のベストイレブンにも選ばれています。
直近のドイツ・ブンデスリーガで1得点1アシストを上げ、今回の欧州チャンピオンズリーグ準々決勝でも1得点1アシストを上げている!
試合を見ながら大興奮していました。
今シーズン “リーグ戦”でも “欧州チャンピオンズリーグ”でも、なかなか出番が無かった香川真司ですが、なぜここにきて獅子奮迅の大活躍を見せているのかを探ってみました。
『岡田武史』前日本代表監督との再会
香川真司はベンチ生活が続いていた時に、テレビの企画でドイツに来ていた岡田武史前監督と対談することになりました。
岡:久しぶり。
香川:お久しぶりです。
香川:自分自身なかなか試合に絡めないなか、岡田さんに会えるのをとても楽しみにしていました。
香川:僕はA代表をあの年で経験できて、自分にとって見る世界が変わりました。
(岡田は9年前香川をA代表に抜擢している)
香川:なんで僕をA代表に呼んでくれたんですか?
(岡田は感慨深げに、当時を振り返る)
岡:最初のタッチだったんだよ。香川真司はファーストタッチ、相手に向かっていくタッチをしたんだよ。
岡:ファーストタッチする時もそうなんだけど、ぱっと前に向かっていく。あれを見た時に「こんな選手、日本にもいたんだ。」と思ったんだよ。
岡:直感的にこの選手面白いんじゃないかなって。
香川:自分自身を振り返った時に、『ファーストタッチを怖がらずに前に仕掛けていく』というのが、ひとつの持ち味だったんです。
香川:だけど今は忘れていると言ったら変ですけど、そこが自分の中で引っかかっている所でした。
香川真司、岡田武史との対談を経て
番組の中では昔の香川真司の映像も使われていましたが、今現在顔つきが精悍になっているのがわかります。
ヨーロッパの孤独な戦いの中で、相当鍛えられたのでしょう。
もともと香川に備わっている能力は素晴らしいものなので、岡田さんの言葉でどうその能力を使っていけば良いか、香川自身が思い出したように感じました。
【追記(17.8.16)】 2017-18シーズンのドルトムント
17/18シーズンのドルトムントの展望ですが、監督も新しくなりダフードなどの力のある選手も加入して、ポジション争いがますます熾烈になりました。
香川選手は肩の怪我も治り、先週の国内カップ戦から試合に出ています。
かなり調子は良さそうで、周りとの連携が深まればかなり面白いサッカーになるのではと思います。
ドルトムントはCL、国内リーグ戦、カップ戦と試合が目白押しです。今シーズンも楽しめるシーズンになりそうです。
欧州チャンピオンズリーグ『ドルトムントvsモナコ』
欧州チャンピオンズリーグは準々決勝に突入しています。
まずは先日、ドルトムントのホームで1stレグが行われました。
ドルトムントは前日にチームバスが爆弾の被害に遭い、それにより一人の選手が骨折をして入院してしまうという、精神的に非常につらい状態で試合に臨むことになりました。
香川真司は前半からトラップ、ボールコントロールも安定していて非常に惜しいゴールチャンスも作り出します。
しかし不運なオフサイド見逃しと、オウンゴールで早々に2点を失ってしまいます。
これには僕もがっくりきましたが、落ち込んでいても仕方ありません。
後半ドルトムントのトゥヘル監督は一気に2枚替えをして、チームの立て直しを図ります。
この戦術変更がずばり当たり、ドルトムントが怒涛の攻撃を開始します。
そんな中、香川真司の素晴らしい抜けだしからのアシストにより1点差にします。
その後、再び点を決められてしまいますが、香川真司の素晴らしいゴールで最終的に1対3でファーストレグを終えました。
香川真司の調子はどうなのか?
香川真司の状態は非常に良いです。
体も強くなり、相手に当たり負けすることも減りました。
パスもとても正確ですし、香川真司がボールを持つとチャンスの期待が非常に膨らみます。
そしてセカンドレグは来週です。
香川真司は『欧州チャンピオンズリーグ準々決勝』でゴールをした、初めての日本人選手になりました。
来週のセカンドレグでは絶対に勝ち抜けてもらいたい。
そして岡崎慎司も同じ舞台を戦っています。
『欧州チャンピオンズリーグ準々決勝』に二人の日本人選手が先発として試合に出ているのは、実は物凄いことなのです。
こんなことは今後いつやってくるか分かりません。
ぜひ来週の『欧州チャンピオンズリーグ準々決勝・セカンドレグ』を皆で応援しましょう。